いま、どんな治療をおこなっていますか?

わたしは妊娠前は躁うつ病と診断されていました。
「躁と鬱があるんでしょ」くらいにしか、自分の病状把握ができていませんでした。

とりあえず服薬して。でも飲み忘れたり。
とりあえず睡眠・・・と言われても、躁になったら3日寝ないことも。

本当に、通院はするけどもずさんな自己管理でした。

自分の身ひとつなら、この一進一退の中、苦しみながらダラダラと生きていたかもしれません。
本当に、その治療法が私に合っているのかなんて考えていなかったし、1時間待ちの6~7分診療の小さな心療内科で4年通っていましたが、そこに通ってさえれば大丈夫・・・と満足していました。

しかし、子を出産して意識が一新しました。
それは児童相談所が絡んだとき、我が子を育てる事ができる病状となかなか判断されなかったからです。

実際、下記のような経緯で子どもは乳児院に預けました。すぐ帰ってくるかと思いました。

  1. 妊娠中に服薬コントロールがうまくいかず、倒れたりバイタル低下で何度か救急搬送される。
  2. 産後すぐ、3割の確率で鬱転する可能性を指摘される。子どもと離れ2週間神経科に入院。その間、家族含め他者との面会は制限あり。
  3. 神経科退院後も1ヶ月以上自宅療養が必要で、生まれてすぐ子どもを乳児院に預ける選択をする。
  4. 児童相談所が絡み、医師・家庭訪問・保健師の聞き取り・・・全てがスローペースだが事細かに確認される。

容易には帰ってこない我が子。結局、一緒に暮らせるようになったのは、生後110日目でした。
新生児期~どんどん成長し、限られた面会の機会に会う度に顔つきが変わるので、自分の子供なのに我が子が誰かわからなかったりするのは本当に悲しくなりました。

その度、もっと治療に専念していれば・・・
もっとこうしてあげたかった・・・
と、後悔の念しか浮かばないのでした。

そうならないように、できる限りの準備をしてお産に臨むことをお勧めします。

 

妊娠中の治療はどう変わる?

以下は私の場合の一例ですので、参考までに。お産まで乗り切れるように、医師と十分相談して自分に合った治療の方法を探してみてください。

***

健康管理の初歩
食事・運動・睡眠はきちんと心がける

どんなにいい薬を飲んでいても、入院しても、自宅に戻ってずさんな健康管理が続けば
誰だってまたメンタルの波(鬱転・躁転)してしまうかもしれません。

普段からある程度気を遣っていれば、あらゆるリスクは最小限で済むかもしれません。
また、残念ながら精神疾患においては完治は難しく、「うまく病気と付き合っていく」ことが必要と言われる方もいらっしゃるかと思います。
完治は難しくても、長期的に見て将来寛解を目指せるかもしれません。
症状が安定していれば、子育てにも前向きに向き合えるかもしれません。

産科と神経科の医療連携が必要。大きな総合病院に転院。

お産までの治療について、神経科(精神科・心療内科)との医療連携が必要になります。
神経科の医師は産科と相談しながら薬を処方したり、産科は神経科での診断を判断基準に、ハイリスク出産としてお産に備えなければならないからです。

ちなみに私は妊娠直後、自宅付近の産婦人科を受診しましたが、うつ状態が重篤だったこと、ハイリスク出産になることなどが予想されたため、小さな産院では受け入れ拒否されました。
また、長年通院していた心療内科にも、主治医より産科との医療連携が手紙でのやり取りになると瞬時の判断ができないからと、同病院内に産科と神経科が併設されているような大きな総合病院での受診を強く勧められました。

薬のこと

妊娠中の治療で1番大変だったのが、胎児に影響がある禁忌薬を服薬できないこと。
よく、妊婦さんは風邪薬や歯医者の麻酔でさえ控えたりしますよね。
胎児の発育の妨げや影響を避けるために、なるべく外部リスクがあれば回避します。

しかし、病院の医師は胎児のみを診ているわけではありません。
たとえ産科であっても母体の健康も含めての経過観察・治療の同時進行が必要なのです。

例えば急に、又は無理に断薬してしまっては、母体の精神の安定が図れず危険です。
そういった場合、どうしても胎児と母体、どちらを優先させるか、という選択になります。
これは医師の判断になります。

※私の場合は、胎児に影響の少ないと言われる薬を低用量使用することにしました。
(デパケンは禁忌薬のため中止、ラミクタールとエビリファイを服用しました)

時には入院も

医師の判断によりますが、健常な方でも妊娠に伴い「産前産後うつ」になる方も増えてきました。
それは、ホルモンバランスの変化によるもの。どんなに気を付けても、元々患っている病気が悪化してしまう可能性も。
私は断りましたが、悪化の予防で産前2週間の入院を医師より勧められました。これは、できるだけストレスのない環境でお産に備えるため。お産前に重篤なうつ状態に陥ってしまった場合、分娩に耐えられない可能性もあるからです。産前にもしうつ状態が酷いような場合は、任意ではなく強制入院の措置をとらざるを得なくなる、と条件提示されました。また、産後も同様にうつ状態に陥るリスクがあるため、ある程度医師が自宅療養が可能であると判断できるまで、最低2週間は入院することを約束させられました。

毎日の睡眠・行動・気分変動を記録する。

認知療法も兼ねているのでしょうが、毎日の生活リズムを整え、睡眠時間と行動によりどう躁と鬱の波に影響しているかを総合的に判断する材料になります。生活リズム表を渡され、毎回診察のたびに提出しアドバイスを受けました。

MSW(ソーシャルワーカー)に関わってもらう

地域の保健師、医師等のやり取りの間を取り持ってもらう窓口になってもらいます。
妊婦検診・神経科受診の日には毎回MSWの面談も予定し、困っていること、手続き上のアドバイスなどを必要な限り相談しました。

心理士にカウンセリング(心理療法)を依頼する

必要があれば。同院内にあれば、カルテを見た上で話を聞いてくれたりアドバイスしてくれます。

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